ヒム69のトレーニング日誌

2018年の乗鞍に向けて日々のトレーニングの記録と考察。

伊吹山ヒルクライム 備忘録(レース)

今回のレースはかなり接戦になると思うので、レースの組み立てでしっかりと作戦を立ててみた。


・作戦
今回は知り合いも多く、かなりマークされる立場であることが予想されるので簡単に逃げは決まらないと予想。逃げを打つポイントをしっかり自分で組み立てていくつもりで。
8.5km地点のコーナーに若干斜度が緩まるポイントがあり、9km地点から30秒は足が止まる下りがあるので、このコーナーでアタックをかけて1分全力走→下り30秒→3分全力走して逃げ切る。しかける時はキリPから教わったアドバイスを忘れないように。
アタックを決めるために6~8km地点では積極的にペースを上げ、集団を小さくする+皆の足を削る。8km地点を過ぎたらアタックに向けて足を溜める。6km地点までは濱野選手、中川選手の動きを要チェック。あわよくば6km地点からのペースアップで1人逃げになる展開を期待。


・マーク選手
濱野選手(BREZZA-KAMIHAGI) - 去年何度か同じレースを走っている。去年時点では格上の軽量級クライマー。目立つ格好をしているので見逃す事は無いはず。6km地点までは絶対に視界に入れ続ける。


中川選手(ケッヘルブイシースプートニク) - 去年の富士ヒルで年代別総合2位の選手。体型等近いので要注意。容姿がわからないので難しいが、極力レース前に把握したい。


つかもっちゃん - 正直怖い存在。終盤にいる事があれば要注意。序盤中盤で絶対に切り離すつもりで。


中村選手(soleil de lest) - 男前な走りをするイメージ。根性があるので怖い。


・レース
スタート召集地点で中川選手のバイクを探し、516番のバイクを発見。隣が空いてるのでしれっと隣に並ばせてもらうが、お互いマークしていた様で出走前に話しかけられてしまうwまあそれはそれでしょうがないとお互いしっかりペースを上げていきましょうと牽制しておく。
列は前から2番目、1番マークの中川さんはとなりにいるので悪くない。(撮っていただいた動画を確認するとウォークライドの高橋さんが中川選手の真後ろにいた。たぶん終始中川さんの後ろで展開する予定だったと予想)スタートからいきなり前1列目の方々が猛烈アタックで飛び出していくが、マークした選手もいないし無視。追走の先頭で自分のペースを作る。
ここでまさかの見かねたつかもっちゃんが逃げを追走開始。つかもっちゃんの足は良く知っているつもりなのでこんな場面で足を使ってくれてラッキーと思い逃げ集団を吸収してもらう。この時点でつかもっちゃんがラストに残ることはほぼ無いと確信。


そこから中川さんと2人でローテを回しながら集団を観察。明らかに全員温存作戦を決め込んでいる。予想では中村さんあたりは積極的にペースを上げに来ると思っていたので意外。しかし要注意の中川さんはしっかりローテしてくれるし2人で回せば後ろはきついだろうと思いほぼほぼ予想通りの展開。


しばらくしてこの展開を嫌ったかんぺこさんが飛び出し逃げる。知っている人で単独でも捕まえる自信があるのであわてて追わず、追走で足を使ってくれる人を待つ。が、結局中川さんしか前に出てこない。皆本当に昇格に徹しているのがわかる。後ろで前に出ないくせに野次を飛ばしている選手が1人いてかなりイラっとする。


しばらくかんぺこさんと距離感を合わせて走っていると、かんぺこさんあきらめて集団に吸収。このタイミングで誰か飛び出すかと思ったが誰も飛び出さない。でも僕がかんぺこよりも強い勢いで飛び出しても多数しっかり反応してついてくる。これがマークされるということかとちょっと嬉しくなる。


そんなこんなで6km地点。この時点で集団は10人くらいいる。ここまではかなり緩斜面だしこれも織り込み済み。ここから1段階ペースを上げる。すると待ってましたとばかりに中川さんもペースを上げて被せてくる。やっぱり強い。ここから後ろはしっかり立て伸びしており、3番手くらいにウォークライドの高橋さん。
8~8.5km地点でちょっと緩めるつもりでしっかり上げていき、8km地点に差し掛かってちょっと緩めた所でウォークライドの高橋さんがアタック!これが強烈すぎて完全にやられた感。上げた直後ですぐに追うのはあきらめ、10秒だけ中川さんの後ろに入り足を回復させて僕もアタック。おそらくここからだと下りまで1分半。とりあえず使い切るくらいの勢いで踏む。(飛び出しが700W、1分半350Wくらいで前半思った以上に足を使っていたみたい)


下りに差し掛かった時点で後ろの追走は誰もいない。前の高橋さんとはおそらく10秒の距離のまま。ここから1kmの登り区間の開始。全開で踏むが結構足が終わっており、高橋さんとの距離もどんどん開いていく。この時点で負けた事を悟るが昇格は絶対条件。垂れるわけにはいかずナケナシの力を振り絞って最後1人追走に射されてゴール。もう1人もすぐそこまで来ていたみたいで本当に危なかった。(ラスト3分320Wくらい、平均したらL4になってしまっている)


終始ほぼほぼ予定通りの展開なので反省点がはっきり見えたレースだった。優勝した高橋さんにはラスト3分思いっきり力負けしたのがくやしい。優勝したレース以外で初めてほぼ先頭付近でレースを展開した。くやしいがめちゃくちゃ楽しかった。


・反省点
 マーク選手を意識し過ぎて、他の選手への注意をしなかった。
 前半思い通りに集団を動かしているつもりだったが、思いっきり足を使ってしまっていた。
 過信。自分の現状の実力を見誤って、横綱相撲をしようとした。(今回30分の平均はベストパワー付近だった)


・良かった点
 1人が逃げて、皆が身構えたタイミングで追走する時に他の選手を連れて行かないだけのアタックができた。(火曜キリP練が活きた)
 4位の選手にさされないだけの踏ん張りがぎりぎりできた。
 マークした方はほぼ予想の範疇で動いていて、なかなかいい組み立てだった。

×

非ログインユーザーとして返信する